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July 18, 2017

MANIJU (マニジュ) 佐野元春 & THE COYOTE BAND(追記あり)


MANIJU(マニジュ) 佐野元春 & THE COYOTE BAND

佐野元春のニューアルバムが届きました!
コヨーテバンドでの4作目で、タイトルは「MANIJU(マニジュ)」。 
購入したのは美しいパッケージの初回限定ボックス盤(2CD+DVD)です。 


ところが・・・・・Amazonからこの封筒で送られてきたCDは…


肝心のパッケージが「カド打ち」されていて、ちょっと悲しい。
いつもの過剰梱包(小さな商品に大きな箱)はどうしたのでしょ?
肝心要のコレクターズ・アイテムなのにね。。。
運送会社とのアレコレが影響しちゃったのでしょうか。


さて気を取り直して。


所有欲を満たす素晴らしいアートワークは前作「ブラッドムーン」から引き続き英国StormStudiosの仕事。
佐野元春のジャケ写としては珍しくポップでカラフル・・・・1996年の作品「フルーツ」を思わせるかな?
ジャケ写のフラワーハットを被ったモデルさん、でも涙が流れていてちょっと意味深。


3ディスク仕様で、通常のアルバム+ミュージッククリップを収めたDVD、更にスペシャルCDがセットになっています。
その3枚目のディスクは新作からセレクトされた6曲をDJ佐野元春がラジオ番組形式で紹介する「元春レディオショー特別盤」。


特典内容としては100ページのブックレット(歌詞&アートブック)、特製ピンナップ、モノクロ写真のポストカード6枚、期間限定でダウンロードできるアルバム未収録曲のパスキー。


●予告動画
 
動画URL: https://youtu.be/UD5n-o1sH8M


このダイジェスト映像はちょうど1ヶ月前にアップされており、「ライオン」じゃなくなった(笑)元春の短い髪と共に、新作アルバムの方向性に驚きと大きな期待を抱かされました。
・・・・いえいえ、間違いなく今までの延長上にある佐野元春の音の世界ではありますが、ここ最近の、特にコヨーテバンドでの3アルバムには社会風刺的なメッセージがちりばめられた大人向けの「ロックな曲」が散見されていて、その傾向は前作のブラッドムーンで極まった(ひとつの完成をみた)印象だったのです。


BLOOD MOON / 佐野元春 & THE COYOTE BAND


一転して本作品はデビュー当時からの佐野ロックの本筋とも言える「街に暮らすボーイズ&ガールズ(または元ボーイズ&元ガールズ)に贈るメッセージ・ソング」へと回帰した印象で、ここ最近のちょっと攻撃的な歌詞も鳴りを潜め、ずいぶんホッと出来るモダン・クラシックスな作品に仕上げられていると思います。
無論、楽曲の一つ一つはそれぞれのテーマを持っており専制君主への批判的表現や偽の扇動者への皮肉もありますが、トータルでのアルバムの印象です。
ちょっと気恥ずかしくなるほどのラブソングなんかもあります。


先行シングル「純恋(すみれ)」(short edit)
 
動画URL: https://youtu.be/itITt1XbJL8


[DISC ONE] AUDIO ※通常盤、アナログ盤収録曲も同じ。
01. 白夜飛行  Midnight Sun
02. 現実は見た目とは違う  The Mirror of Truth
03. 天空バイク  Cosmic Bike
04. 悟りの涙  (She's not your) Steppin' Stone
05. 詩人を撃つな  Dead Poets
06. 朽ちたスズラン  Let's Forget
07. 新しい雨  New Rain
08. 蒼い鳥  My Bluebird
09. 純恋(すみれ)  Sumire
10. 夜間飛行  Night Flight
11. 禅ビート  Zen Beat
12. マニジュ  Maniju

[DISC TWO] MUSIC VIDEOS 特典DVD。
01. 白夜飛行
02. 天空バイク
03. 悟りの涙
04. 朽ちたスズラン
05. 純恋(すみれ) -Complete Edition-
06. 禅ビート

[DISC THREE] 元春レディオショー特別盤 DJ 佐野元春によるラジオ番組形式のCD。
01. 天空バイク
02. 現実は見た目とは違う
03. 白夜飛行
04. 悟りの涙
05. 禅ビート
06. 純恋(すみれ)
※曲間はトークで繋がっており、6曲収録ですが音楽プレイヤーには1曲と認識されます。


発売日は一応明日(7/19)ですが、今朝Amazonから届いて、パソコンで、車の中でと一日中聴いています。
あぁ、マニジュー怖い(笑)。

楽曲はどれも最高ですが、現時点での「特にお気に入りソング」は美しい12弦ギターがThe Beatlesの「Here Comes the Sun」のフレーズをも思わせるフォークロック「天空バイク」、歌詞は遠回しに社会風刺的ですがマーヴィン・ゲイの「What's Going On」にインスパイアされたであろう編曲が切なく心地よいソウル・チューン「悟りの涙」、近年の作品にみられるゆったりした演奏の「朽ちたスズラン」、先行シングルで聴き倒した「純恋(すみれ)」ですかね。
「純恋(すみれ)」って当て字のタイトルが美しすぎて、将来、娘が出来たら名前に付けたいって誰かのTweetが流れてきたことがあるのですが、まったくその通りです。


特典でDL出来るアルバム未収録曲ですが・・・・

パスキーで公式サイトからアルバム未収録の1曲「こだま - アメリカと日本の友人に」をダウンロードできます。
※アルバム発売日から1年以内限定。
NHK-BSの音楽ドキュメンタリー番組「佐野元春ニューヨーク旅 `Not Yet Free' 何が俺たちを狂わせるのか」で公開された曲。
こちらはスポークンワーズによる熱いメッセージが込められており、アルバムとは趣が異なります。
MP3ではなくAAC形式のファイルですので、(Windows+iTunesの場合)解凍後にファイルを右クリック → プログラムから開く → iTunes で簡単に取り込めます。



日付変わって、追記。

アルバムタイトルのMANIJU(マニジュ)が指すものは何なのか、まだ私は知りません。
2作前のアルバム「ZOOEY」が、亡くなったミュージシャンのニックネームだった事は作品を買うと明かされていましたが、マニジュについては不明・・・・・どこかのメディアで解説されてるのかな?
音が近い言葉に仏教用語の「摩尼珠(まにしゅ)」があるのですが、これを得ればどんな願いも叶えられる宝球の意。
ブックレットのアートワークの中に万華鏡の写真の様な丸い球模様が幾つも使われているので、音楽を現代の宝球に例えているのかも知れませんね(ぜんぜん違うかも)。
込められたこのアルバムの一貫したテーマ(コンセプト)は、是非アルバム全体を聴いて貰って、聴き手の皆さんが自分のストーリーを紡いで欲しい、との事です(DISC THREE 元春レディオショー特別盤より)。


購入後、DISC 1と3、更にDL特典曲はiTunesに取り込んでiPhoneおよびiPodでカーステにも。

DISC THREE(元春レディオショー特別盤)はレコード番号をiTunesが認識してくれずまったく別の表示が出ますので、インポートする際に項目を手打ちする必要があります。
iTunesからDL出来るアートワークも存在しませんので、私は公式Facebookから、元春がアナログ盤のMANIJUを持った画像を拝借して使っています。



音楽配信も手軽で良いですがアートワークもすべて含めた「作品」ですから、是非これはCD(またはアナログレコード)を入手して聴いて欲しい、老若男女すべての人へのオススメ盤であります!



あと最後に。
収録曲の中で気になったのが08.「蒼い鳥」。
この曲ですが、「モスキート・インターリュード」(インターリュード=間奏曲)のタイトルで、20周年記念アルバム「G*R*A*S*S」にシークレットトラックとして収録・・・・「モリスンは朝、空港で」が終了したあと15秒ほどのブランクのあと再生される非常に短い曲がベースになっています。
※2008年に発売された「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日〜限定編集版」のDisk2に再収録。
聴いたことのあるフレーズに「おやっ!?」となった元春ファンも多いことでしょう。
ブルーバード、ブルーバード
私の心の蒼い鳥

自由に唄う
思いのままに
どんな時代も
どんな場所でも
街を越え
人混みを渡り
やりたいことは
なんでもする
そうさ、自由に唄う
思いのままに
丘の向こう
陽が沈む前に

このタイミングで歌詞を付けて1'44"の曲となりましたが、このシンプルな歌詞の中に込められたものは?


サラッと置かれた小曲ですが、この投稿を知っているとちょっと深いですね。
あと、蒼い鳥=Twitterアイコンから、今の時代を象徴する「SNS」もイメージさせます。


「KEEP QUESTION」
カフェボヘミアの頃に掲げられたスローガンのひとつ。
活動家になれとかそんな過激なことを言っているのではなく、日々の暮らしと言う「うすのろ」の中で、それでも常に色んな事に疑問を持って生きていくべきだと、このアーティストは教えてくれています。



オマケ
 


追記〜〜7/19 13:00〜 FM COCOLO 生出演より。
・MANIJU について
佐野元春にとって摩尼(マニ)とは、「誰にも触れさせることのない、誰もが心の中に持っている自分だけの大切なもの」と考えているそうです。
・白夜飛行と夜間飛行 について
リプリーズのように似た曲を持ってきているが、白夜飛行はyoung generationの飛び方で、夜間飛行は経験者の飛び方という、よく似たlyricのなかに対比を入れるという試みも。
・The Beatles の影響?
DJのカマサミコングの質問に対し、我々世代にとってビートルズは古典で、古今和歌集のような存在。
・MANIJU のツアー
来年スタート。 大阪は2018年3月10日(金) フェスティバルホール。



●佐野元春 オフィシャル・ファンサイト - Moto's Web Server: http://www.moto.co.jp/



   
Posted by xl1200 at 23:53│Comments(6)
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この記事へのコメント
説明しよう!
Amazon アタックとは、購入時は奇麗な商品画像だが購入者が開封すると
「ちょと待ってちょと待ってAmazonさん、この状態は何ですのん?!」
と突っ込みたくなる攻撃なのだ!

私もコミック買ったら「カバーにダンボール封筒の封をする糊が付着している」
という軽いAmazon アタックを先月くらいました。

内側プチプチ封筒もショックを吸収しきれなかったり。
いや、猫さんか?いやポスト君がガッスンと郵便受けに・・・。




Posted by HEPA at July 20, 2017 22:18
> HEPAさん!
あれ? 富山敬さんの声が(爆)

Amazonの梱包の基準が謎ですよね。
食品とかパッケージが破損しにくく、または箱が潰れてもどうでもいい奴に限って大量の空気と共に巨大段ボールで届けられたり、、、
Posted by Gotaro@管理人 at July 21, 2017 14:22
そのパターンありました。
寝ござがあるのに誤って発注、結局返品の京都西川の敷マット。
商品の厚さ2倍のAmazon箱に商品と空気を送ってきよりまして。
ギュッギュウ詰めで返品もアレなんで箱をそのまま使用。
購入¥2,400の返送代¥1,400WWW 
久し振りの「勉強代」でした。
Posted by HEPA at July 21, 2017 21:26
> HEPAさん!
たぶん仕事量が多すぎて、何も考えずに[大は小を兼ねる]感覚で箱詰めするんでしょうね。
運賃はサイズ関係なく一個幾らの契約でしょうし。
でも実質的にクロネコの輸送[量]を増やしてる、、、
Posted by Gotaro@管理人 at July 21, 2017 23:53
佐野さんの今回のアルバム良い意味で落ち着いてますね。
言葉を一つ一つ噛み締めるように歌っている印象を受けます。
何気ない言葉でも歌声に乗せると言葉が生き生きとしてくる。
佐野さんのボーカルにはそんなパワーがあると思います。
MANIJUは聴けば聴くほど味が出るアルバムですね。

Posted by リアル at July 27, 2017 22:08
> リアルさん!
前作が[コヨーテ初期三部作(?)]の集大成的な仕上がりでしたので、新作でどうまとめてくるか気になっていましたが、マニジュは音楽ジャンル的にも幅が広がり、素晴らしい作品になりましたね。
リリックの根底には[月と専制君主]と同じテーマがあるのでしょうけど。
これは若い世代にも是非聴いて欲しいです。

私の中では既に[カフェボヘミア]にも匹敵するお気に入りアルバムです。
Posted by Gotaro@管理人 at July 28, 2017 17:39
 ※名前以外の記入/ステハン等はお断りしております。
  ※公開されますのでご注意下さい(未記入・可)。