883R :blog [TOP]  >  883R.jp 開発  /  XL1200X(Forty-Eight)  >  フォーティーエイト用ビキニ試作行程-1

October 28, 2013

フォーティーエイト用ビキニ試作行程-1


XL1200X(Forty-Eight)用のビキニカウルは随分前からやってますし、別のネタと一緒に何度かお披露目しておりますが、まとめます(前編)。
04-XL用サイドカバーの作業優先で空いた時間に少しずつ進めておりました。 



マスターモデルは、ナロー用ビキニカウルの最終試作品(白ゲルコート)を改修してのリサイクル利用。
ナローグライド用はスクリーンとスピードメーターが干渉するのを避けるためにヘッドライトを前出しして装着。
今回のForty-Eightはヘッドライト位置を殆ど動かさないので、その分カウルが車体(フロントフォーク)に近づくため、サイド部分をかなり削って「薄く」しています。

その後暫く、車体への装着ブラケット(合うものが無い、造ると高コスト化)で悩んでしまい手が止まっていましたが、せっかくカウル本体を作り直すのだから入手しやすいステー類にカウル形状を合わせてしまおうと言う作戦に。

まず、ボトムマウント式のヘッドライトとロアステムの間に平ステーを挟み、カウルの下部と固定。
平ステーは斜め上を向くのでカウルの底面を改修します。
チンスポイラー状の部分を左右に分断しますが、ナロー用ビキニと雰囲気が変わるし、昔のスズキGS1000(ウエス・クーリー)のカウルもこんな感じに割れてたからこれも良いか、と。


問題はファイバーの板をナナメに付け直す作業で、接着剤では固定できずグラグラ動き、上からパテを塗っても平板パーツの自重で角度がじんわり動いてしまう。
ちょうど、サイドカバーでも似たような別パーツの接着で問題が出ておりましたが、導入したグルーガン(ホットボンド)で解決しました。

更にその脇の土手部分もグルーガンで貼り合わせていき、ライトからのステーを受ける部分はFRP平板をもう一枚。

これでかなりしっかりした強度を得ました。
平板をもう一枚貼ったのは、これによりこの部分の外寸が大きくなる=製品では内寸も大きくなる、と言うことで、ヘッドライト光軸調整での寸法的な余裕(融通)を考えて。
グルーガンの利用価値の高さに調子に乗って使いまくっていますが、あとで蟻地獄のような落とし穴にはまります・・・

サイドはいちばん手に入りやすいバンド式のウインカーステーを使います。
手元に数社のウインカーバンドがあり、試してみると形状がかなりバラついている事に気付きます。

フォークからウインカー取り付け穴までの距離は意外と似たようなものなのですが、上から見たときのオフセット量がメーカー毎にかなり差がありまして(つまりカウル側の内幅の問題になる)。


暫定的に、比較的外にウインカーが付く形状(=幅広)のものを選択して開発を進めます。
広いもので合わせておけば、狭いブラケットしか手に入らなくなってもワッシャーなど挟めば解決、という算段。

プランとしてはウインカーブラケットを、カウル側からステーを伸ばして迎えに行きます。

カウル側面が垂直なフラット面ではないので、ウインカーブラケットの面に合わせてやる必要があります。


カットしたファイバーの平板を、ウインカーブラケットに合わせて位置決め。
カウル内側にグルーガンを突っ込めず、ここの位置決め(左右)は結構悩まされましたが、平板パーツをもう一枚内側に使って何とか解決。

そーーっと車体からカウルを外して、再びグルーガンで補強していきます(グルーガン、便利!?)。


車体へマウントする部分(計3点)が決定したら、あとは補強と整形。
ポリパテとの格闘が始まるのでした。


パテ盛って耐水ペーパーで削って、の繰り返しで、定点観測的な感じで画像ファイルには300枚弱の画像がありましたが端折ります。
下あご部分、内側へのライン修正(増設)にはセパレーター(ステッカーの台紙のツルツル面)を使ってます。


同じような作業を何度もやり直していますが、実はこの段階になってグルーガンを多用したネガティブ要素が露呈してきました。
大雑把にカットして固定(位置決め)したファイバーの平板を、グルーガンたっぷりで接着し、隙間や表面をポリパテで造形していく作戦でしたが、削って行くことで裏方の筈の固形化したグルースティック(グルーガンで一度溶かして、冷えて固まったプラスチック)が表面に露出したり、ポリパテ層が薄くて押すと凹んだり・・・・

そうなんです、固まって見えるグルースティック(もうスティック状じゃないけど)って予想外に柔らかいのです!!
研磨して行くと穴が空いたり、その周囲を押すと凹んだりする。
凹みが出来る部分にナイフを入れて、その周囲のグルースティックをほじくり出し、ポリパテで埋めていく作業。

一度塞いでも、面出しを進めていくと今度は反対側だったり、数日前に修正した箇所のすぐとなりでまた症状が発生したりでまさに蟻地獄・・・・
あと、グルースティックを取り除いた周辺は水研ぎの際の水分がかなり吸収されており、乾燥させる時間も必要になったりでなかなか作業が前に行かなくなりました。
この頃はサイドカバーと並行してやっているので乾燥時間とか苦になっていませんでしたが、サイドカバーの区切りが付いて、ビキニをメインにやる頃には1日に出来る作業が制約されてどんどん辛くなっていきます(苦笑)。


フォーティーエイトのライト位置に合わせるために削り込んだサイド部分でしたが、左右の違和感などもあり削りすぎた部分を修正します。
サイドのステー部分の幅も違ったので併せて。
セパレーターを貼って大雑把に面を決めて、ポリパテで埋め立てです。

余分を削り取って、ドレッサーやペーパーで面とラインを整えました。


再び定点観測的な進行状況。
相変わらず、地道にグルースティックを除去してポリパテに置き換える作業が続くのでした。


ホント、キリが無いぞ・・・・


ところで、グルースティックってもっと硬く固まるのは無いの???
そんな疑問があっていろいろ調べてみたのですが、実際は硬くなるのも存在している模様。
ただし、硬いグルースティックを溶かすには出力の大きなグルーガンが必要になります ・・・・ プロ用の「高温タイプ」というのがソレ。
つまり、ホームセンターやら100均で売っているような「ホビー用」の安いグルーガンって「低温タイプ」と呼ばれる物で、低温でも融けるように柔らかいスティックを使うんだそう。
低温タイプと言っても余裕で火傷出来ますけどね(苦笑)。

と、言う事でグルーガンの使い方を今後はよく考えないとイケマセンが、しかし今回のビキニは根気よくやるしか無い状況なのです。

長くなったので、次回につづく。。。
Posted by xl1200 at 12:51│Comments(0)TrackBack(0)
883R :blog [TOP]  >  883R.jp 開発  /  XL1200X(Forty-Eight)  >  フォーティーエイト用ビキニ試作行程-1
  



Sportster Forty-Eight   facebook

[883R.jp]パパサンアール
>> 883R.jp  



この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/xl1200/52344337
 ※名前以外の記入/ステハン等はお断りしております。
  ※公開されますのでご注意下さい(未記入・可)。