883R :blog [TOP]  >  883R.jp 開発  /  Customize/Parts  >  サイドカバー造形その3 &試着

June 19, 2013

サイドカバー造形その3 &試着


さてさて、右サイドカバーから。
クレイ粘土を手で盛っただけでは表面が凸凹ですから何か良い工具はないか? と、ホームセンターで幾つか見つけてきました。 
本当は専用というか、カーデザイナーなどが使用している工具類は[彫刻]や[陶芸]なんかと同じジャンルになるみたい。
で、例えばジャガイモの皮むきみたいなカタチで手前に挽きながら削る道具(名称知りません)とか、ぼんやりとイメージしていた工具はホムセンにはありませんでした(ま、一般の需要は無いでしょうからね)。
ホームセンターにおいてあるのはコーキング剥がしなどの用途で使う道具類になります。
美大の近所とかに行けば売ってるんだろうなぁ・・・・

ひとつ前の段階。


今回、表面の凸凹を削ります。

でもまぁ所詮は粘土ですから、ちょっとしたスクレイパーで作業は出来ちゃいます、、、、 というか実際は買ってきたスクレイパー(コーキング用と、曲面のステッカー剥がし用)は出番がなく、パレットナイフしか使いませんでした。

パレットナイフで表面を撫でて凸部分のクレイを削り、ナイフに付いた削りかすを再利用・・・指で捏ねて暖めて凹部分を埋めていく作業を繰り返し平面(本当は三次曲面だけど)に均していきます。

綺麗なアールは作れませんが、大まかに形状を決めていく作業にこのインダストリアル・クレイは実に便利だと解りました。
アールを綺麗に出すには研磨でしょうけど、粘土ゆえヤスリ掛けが出来ないから、方法を考える必要もあります。
しかし、ここまでの手応えは良好。



日付が変わるのですが、ここでウレタン塗装ネタと絡んできます。
左サイドカバーに、リブフェンダーとまとめて2液ウレタン塗料(黒)を吹いて、硬化待ち(完全硬化は72時間)している段階。

左右のサイドカバーの形状を見比べてみますが・・・・

クレイを使って造形を進めている右側カバーの、膨らませている部分の面積が妙に大きい?(色の違いによる印象は別として)
カバーの上から何センチぐらい、下から何センチぐらい、みたいな感じでアバウトな中子(なかご)を貼り付けてクレイを盛ってきましたが、カバーの張り出し量が左右で異なるため、右カバーの張り出した部分の[面]が大きいのです。

ここまでやりながらも・・・・ええい、仕方ない。 入刀式。


中子ごとカッターナイフでチョップします。

そしてまた断面を粘土で成型する、繰り返しの作業です。
オリジナル・サイドカバーのデザインは、左は物入れですので容積を確保、右は物入れではないので膨らませる必要ないのですがイメージが揃わないので薄く膨らませる感じです。
シビアに左右対称を目指してもしょうがないですが、大まかな印象として小物入れじゃない右側も「似た感じ」にしたいのです。



次に左カバーのお話、続き。
ウレタンペイントを施して、コンパウンドで磨き上げればマスター型として完成! と、思ったら甘かった、失敗したと前に書きましたけど、こういうことです。

黒に塗ったら明らかになった、面のひずみの多さ!!
今クレイを盛って成型している右カバーとは違い、左のカバーはFRP屋さんの社長が樹脂プレートを貼って基本となる物入れ用の膨らんだ部分を造り、それを私が修正して行ってるのですが、その張ってあった樹脂の板が結構波打っていた模様。
パテで修正するためにしつこく手を入れていた部分ではなく、これは盲点だった!
しかも、前にいちど白の塗料を吹いた時にはまったく気付かなかった事実。

まぁ、日々勉強ですねぇ…
ウレタンスプレーは高いし面倒なので一発で決めたかったのですが、結局またやり直しです。
次はある程度成型したら、安いラッカー系の塗料で艶アリ黒を吹いて面の確認を行い、オッケーになったらウレタンクリアで表面処理する、という手順に変更致します。


さて失敗は受け入れるしかないのですが、せっかく黒く塗ってリアリティが出た試作サイドカバーです。
いちどバイクに装着したくなりました。
マウント部分は計画変更で、左カバーが出来てからまた製作になるのですが、画像はとりあえず純正の樹脂キャッチに丸めたテープを噛ませて落ちないようにしているだけの状態です。

ただでさえ大きい純正のサイドカバーを、更に大きくしてしまってますが、そんなに不細工じゃないでしょ?
この膨らんだ部分にETC車載器+車検証ぐらいは収納出来る予定です。
シート下にECUを収めている年式の、ECUユニットが入らないか? なんて声も頂きましたが、たぶんそこまでの容積は御座いません。


Forty-Eight やIRON883など、ローダウン系のスポーツスターならこのサイドカバーのボリュームアップは違和感ナシというか、むしろ似合ってるんじゃないか? と自負しております。
XL1200RやXL883Rなど、サスペンションが長く、サイドカバーの付く位置が地面から高い場合は・・・・でも純正よりも凹凸がある分、意外と重苦しくは見えないかな?(付けてみないと判りませんが)


やはり面の「ひずみ」が目に付きますよね?


張り出しは画像で見ればこの程度なんですが、いざ足つきを考えるとこの突起部分は意外とくせ者です。
本来、足つきを考慮して絞っている場所ですから。
クレイで造形中の右側カバーは物を入れないので控えめの張り出しにしますが、もし左と同じぐらい張り出すと、それこそ足つきが大問題になるかも知れない、というのも右側を薄く造る理由のひとつです。
あと右を大きく張り出すと、マフラーによってはカバーとぶつかる可能性も。


この斜め後ろからのアングルだとなかなかのイケメン!

Facebookに画像載せたらかなりの反響を頂きましたが、製品として完成するにはまだまだの段階です。
もうちょっとお時間下さい。
あんまり時間掛かってたら他所にパクられないかちょっと心配でもあります(汗)。






●[883R.jp]パパサンアール: http://883r.jp/ スマートフォンはスマホサイトへ自動転送されます。
Posted by xl1200 at 15:15│Comments(6)TrackBack(0)
883R :blog [TOP]  >  883R.jp 開発  /  Customize/Parts  >  サイドカバー造形その3 &試着
  



Sportster Forty-Eight   facebook

[883R.jp]パパサンアール
>> 883R.jp  



この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/xl1200/52325012
この記事へのコメント
いいですね!かっこいいです!
Posted by OKK at June 19, 2013 17:45
> OKKさん!
ありがとう御座います!
最初はもっとモッサリした見た目になると思ってましたが、黒いと小さく見える事もあるでしょうけど、意外とまとまっていると思ってます。
まだまだやる事が沢山あるのですけど・・・
Posted by Gotaro@管理人 at June 19, 2013 23:11
サイドカバーカッコええですね。
表面の凸凹は捨て吹き(ガイドコート)して研ぎ上げ、塗料の残っている箇所を目安に修正するとええ塩梅に仕上がります。参考までに(^ ^)
Posted by ジョニを at June 20, 2013 14:43
> ジョニをさん!
ありがとうございます。
スポーツスターのタンクを多色塗りした時なんかは捨てクリアーをやりましたが、今回はFRP製品のマスター型と言う事でちょっと段取りが狂ってしまいました(苦笑)。
パテである程度面の整形が出来れば、次はペイントの厚塗り → 研磨もやるつもりです。
ただし塗膜はいくら厚塗りしたところで何ミリにもならないので、ある程度のひずみ取りは本体を盛ったり削ったりでいくしか無さそうです。

ある程度のところで妥協も必要ですけど。
Posted by Gotaro@管理人 at June 20, 2013 15:54
説明不足で申し訳ございません。
パテ研ぎの最後に捨て吹きします。
整形する面に塗膜が張らない程度に薄く黒を捨て吹きします。
研ぎきれていない箇所は塗装が残っていたり、段差や凹みは黒がのこりますから、
研ぎ上げるか、整形する目安にします。



Posted by ジョニを at June 20, 2013 21:55
> ジョニをさん!
をを、そういう事ですね・・・・早合点!!
ただここで言うひずみはもっと大きな面の歪み(うねり)なんです。
歪み取りは板金の技術が無いと無理、とも言われてますが、ある程度のレベルには持っていかないとカバーに映った風景がグニャグニャなのも萎えますからw
Posted by Gotaro@管理人 at June 20, 2013 23:17
 ※名前以外の記入/ステハン等はお断りしております。
  ※公開されますのでご注意下さい(未記入・可)。