June 22, 2006

美脚名盤

脚ジャケ●SONNY CLARK / COOL STRUTTIN'  (1958年)

大胆な脚のジャケットが超有名なこの作品は、ブルーノートの最高傑作とも言われるジャズの名盤。
私のようにジャズに詳しくない人が存分に浸ってしまえる[入門用]としても最適な上に、マニアをも唸らせる不滅の名演奏は1958年の録音。
梅雨の時期、ちょっと窓を開けて雨音や街の雑踏と一緒にBGMとして聞くも良し、密閉型のヘッドフォンで首を振りながら陶酔するも良し、本当はCDじゃなくLPレコードの針がなぞるスクラッチ音も一緒に楽しみたいような、そんな一枚です。
(続き)
脚のジャケットですが、この写真も素晴らしい[作品]で、演奏のイメージとも見事にシンクロしています。
ニューヨーカーを連想させる、ヒールで颯爽と、街を闊歩するキャリアウーマン。
スカートのスリットや脚の角度も見事ながら、実は画面自体もすこし傾いていて、そこへスローシンクロ(遅めのシャッター速度で脚の動きをブレにより再現し、フラッシュで輪郭をしっかり出す技法)を用いて見事に動きのある写真です。
後ろのコートの人物との対比も見事に計算された、まさにアート。30cmLPジャケットが欲しくなりますね。
カメラマンは Francis Wolff とクレジットされていますが、私は存じ上げません。

演奏はシロートがああだこうだ言っても始まらないのかも知れませんが、憶えやすいメロディーラインと緻密な演奏テクニックが織りなす世界は難しいウンチクは置いて誰でも素直に楽しめるものです。
この手のジャズの録音法と言えば基本的に一発録り。
それゆえの緊迫感やミュージシャンの息遣い、一種のグルーヴ感は多重録音が当たり前のポピュラー音楽とは根本的に何かが違っていますね。
ゆえにジャズファンには○○年のどこそこでの誰と誰がセッションした演奏が一番、とかマニアックな方も多いと思いますが、この作品は詳しいことは分からずとも、素晴らしいジャケ写真も含めて[一家に一枚]あっても良いでしょう。
ジャズって何かきっかけがないと最初の1枚を手にすることが出来ないものかも知れませんが、そんな方にこそオススメです。
INDEX
●プレーヤー: ソニー・クラーク(ピアノ)、アート・ファーマー(トランペット)、ジャッキー・マクリーン(アルトサックス)
 ポール・チェンバース(ベース)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ドラムス)  (1958年1月5日録音)


昨今“クールな”という言葉の使われ方をしますが、私が生まれるよりずっと前に出たこのアルバムタイトルに今使われる“COOL”という言葉の(意味の)語源みたいなのがあるのかも、と想像してしまいます。。。この演奏はまさに【COOL】。
ちなみに【STRUTTIN'】は“気取って歩く”と言った意味合いです。
  



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